▲現状15両編成後、初の試運転(2020年1月10日)


▲EF66-42先頭の『はやぶさ』(2020年1月10日)


▲電源車のカニ24-0番台。(2020年1月10日)

車両名導入時期メーカー
24系25形寝台客車『はやぶさ』編成2006年9月3日トミックス(TOMIX)
寝台客車『24系25形』について


1971年に『分散電力方式』を採用した14系客車が開発され、寝台特急用に増備されたが1972年の北陸トンネル火災事故により、14系の生産が一時とめられることになった。そこで『電源集中方式』を採用した寝台客車を開発しようということで、1973年から増備された。
尚、24系のうち25形と呼ばれる車両は同年下半期から増備されたマイナーチェンジ車で、1975年に、鉄道友の会から『第15回ローレル賞』を授与された。

細評⇒国鉄24系客車

寝台特急『はやぶさ』は、1958年10月1日に、それまで東京〜鹿児島を結んでいた夜行急行列車『さつま』を特急格上げされる形で運転開始。1960年7月20日より使用客車が20系となり、運転区間が西鹿児島まで延伸された。その後、1968年より博多駅にて分割併合していた付属編成を長崎行にし、鳥栖駅での分割併合に変更(後の『さくら』との併結列車化に似通った感じがするな…)。1975年3月10日の改正より24系24形に使用客車を変更し、付属編成の行先は長崎から熊本に変更。翌年(1976年)の10月1日に24系25形へ変更。そこから幾度かの編成組み換えが行われつつ推移し、1986年3月14日に『ロビーカー』連結に伴い15両編成化。東京〜下関間の牽引機はEF65-1000からEF66に変更。1987年4月1日の国鉄分割民営化後はJR九州所属の列車となった。
1997年11月29日の改正で運転区間が東京〜熊本に短縮。食堂車及び寝台客車1両を減車して13両となっていた。その2年後には『さくら』との併結列車となり、東京〜鳥栖で併結。鳥栖にて分割併合を行っていた。2005年のさくら廃止に伴い、富士との併結となり、さくらに使用していた14系客車に変更。2009年3月14日の廃止まで活躍した。
この編成は1989年3月から1997年11月29日に運転区間が東京〜熊本に短縮され、食堂車などが外されて編成が短くなるまでの、長い15両編成をモデルとした。
――ほしぞら高原鉄道『24系25形寝台客車』はやぶさ編成――


ほしぞら高原鉄道が試験的に『ブルートレイン』を走らせてみようと、中古で5両及び電気機関車(EF66-10)を譲り受けた。この企画は大当たりしたため、以後は増備が行われて複数編成が在籍するようになった。そのため、この編成の呼称として『はやぶさ』を使用している。入線時よりEF66-10が牽引にあたっていたが、不具合が出始めていたため、現在では別の機関車が牽引することが多くなっている。
2010年8月、電源車カニ24-100が編成から外されて休車に。以降は予備電源車を連結して運行するか、あさかぜ編成への増結に使用されることにとどまっていた。それから5年経ったある日、専用の電源車が増備され、再び編成は5両固定が基本となった。

最初期の客車(形式後ろのカッコ内は現状)

▲オハネフ25-200(金帯編成に組み替え)


▲オハ25-700(はやぶさ号9号車)


▲オロネ25(はやぶさ号14号車)


▲オシ24-100(はやぶさ号8号車)


▲カニ24-100(予備電源車)


▲現在のカニ24-100が不在の際に使用されていた予備電源車


▲入線当時の電源車。現在の電源車と同型だが、編成から抜かれた後搬出。その後廃車扱いとなった。


△一時的に予備電源車を連結した後、EF65-1127に牽引されて運転された際の一コマ。
(動画はYouTubeに投稿してあります。)

導入から13年近く経過した2019年3月、オハネ25及びオハネフ25を大量導入し、1989年当時の『はやぶさ』15両編成を完全とは言えずとも、再現した。フル編成を組成するのが目標でもあったので、これで実現ということになる。牽引機関車はEF66-53からEF66-42が専用牽引機となった。

▲堂々とはやぶさのヘッドマークを掲げる42号機。


▲EF66-10と並び。15両編成試運転時、10号機も牽引した。

主な牽引機関車:EF66 42(以前 EF66 53),EF66 20




△フル15両編成に組成されたときに自宅にて試運転した際の一コマ。現在は若干編成が変わっています。
(動画はYouTubeに投稿してあります。)
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