▲EF66-53先頭の『あさかぜ』(2019年3月16日 ポポンデッタトレッサ横浜店)

車両名導入時期メーカー
24系25形寝台客車第2編成2009年3月24日トミックス(TOMIX)
寝台客車『24系25形』について


1971年に『分散電力方式』を採用した14系客車が開発され、寝台特急用に増備されたが、1972年の北陸トンネル火災事故により、14系の生産が一時とめられることになった。その中で『電源集中方式』を採用した寝台客車を開発しようということで、1973年から増備された。尚、24系のうち25形と呼ばれる車両は同年下半期から増備されたマイナーチェンジ車で、1975年に、鉄道友の会から『第15回ローレル賞』を授与された。

細評⇒国鉄24系客車

寝台特急『あさかぜ』は、昭和31(1956)年11月に、東京〜博多を結ぶ夜行特急として登場。その2年後となる昭和33(1958)年10月1日に20系客車に変更。最初に20系客車が投入された列車のため、20系は『あさかぜ形客車』とも呼ばれ、その設備の優秀さから『走るホテル』とも評された。その後、1977年に下関発着便が、1978年に博多発着便が24系25形客車へと変更されている。昭和62(1987)年の国鉄分割民営化後、博多発着便となる1・4号をJR東日本、下関発着便の2・3号をJR西日本が担当。JR東日本運行の1・4号はグレードアップされた編成(金帯車)で運行。JR西日本運行の2・3号については1990年にミニロビーとシャワー室を備えた『ラウンジカー』車両(オハ25-300orスハ25-300番台)及びA寝台『シングルデラックス』車両(オロネ25-300)を連結。このうちラウンジカーのスハ25-300番台は架線から電気を取り入れるタイプの電源車で、全線直流区間を走る『あさかぜ』及び『瀬戸』に使用。1998年に『瀬戸』がサンライズ化されるまで共通編成だった。瀬戸のサンライズ化後はスハ25連結の編成のみとなり活躍を続けていたが、2005年2月28日をもって廃止された。
――ほしぞら高原鉄道『24系25形寝台客車』あさかぜ編成――

最初期の編成(現在でも全車があさかぜに組み込み)

▲オハネフ25-136


▲オハネ25-172


▲カニ24-100


事の発端は、第1弾として導入されていた、通称『はやぶさ』編成…第1編成に始まる。導入されたのは電源車を含む3両編成(TOMIX 92232 JREF66ブルートレインセット及び8512 カニ24-100)で、5両編成(電源車カニ24含)なのに対し短いというのはある。これには理由があり、第1編成のカニ24-100は改造工事のため他所へ回送されたため、残った客車4両を運用できなかった。そのため、一時的に電源車を確保して運転を継続するにあたり、一時的使用のため導入する電源車を継続使用するために別の客車と共に第2編成、通称『あさかぜ』となっていた。ちなみにこちらは専用の機関車(EF66-53)が当初より準備されていた。


試運転時の様子(走行動画をYouTubeに公開しています。)
主な牽引機関車:EF66 53

その後、あさかぜ号及び共通の編成を使用していた、サンライズ化される前の『瀬戸』に連結されていた、特徴的なロビーカー『オハ25-300』を導入したことにより、本格的にフル編成化に着手。電源車込み14両編成へと仕立てた。

走行動画をYouTubeに公開しています。
組成後の2019年3月16日、ポポンデッタトレッサ横浜店での運転会でデビューしたが、駅の長さの都合上で4両抜いた、閑散期の10両編成にEF66-53が牽引する形で運転された。
その後はオロネ25を正規の300番台に変更及び、組み込んでいた旧製品の車両などを外すなどの組替えを行い、閑散期の電源車込10連をフル編成とした。

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