車両名導入時期メーカー
EF66 15号機2006年8月31日トミックス(TOMIX)
――実車『EF66 15号機』について――

JR貨物に在籍する機関車で、貨物列車の牽引の任についていました。
このEF66形電気機関車についてですが、高速貨物列車(コキ10000形・1000t級・最高速度100km)を単独で牽引できるようにと開発が進められた機関車で、1966年に試作機『EF90 1(後のEF66 901)』が登場し、その後1968年から69年に初期車20両が、1973年から75年にかけて、第二次車35両が製作され、全55両が前途のように、高速貨物列車の運用へと就任しました。
その後1985年3月から寝台特急列車『はやぶさ(東京〜西鹿児島:当時)』や『富士(東京〜宮崎:当時)』等の牽引機としての役目を、EF65形1000番台から引き継ぎ、文字通り花形列車であるブルートレインの牽引機としても活躍しました。その後、国鉄分割民営化に伴いJR貨物所属機となり、貨物列車の牽引に従事。生涯塗装変更をされることなく、2007年度に廃車となった。

――ほしぞら高原鉄道『EF66 15』について――

2006年8月31日に中古車両として入線した機関車。入線当初から難のある機関車で、故障頻度も多かったことから予備機関車として、あまり運用をされたことは無かった。しかし、2010年5月に重大な損傷が見つかり、修理が行われたがついに直らず、2010年5月15日、廃車・解体された。その後、前頭部のみが駅前の店舗に飾られていたが、店舗の倒産とともに残っていた前頭部も解体されてしまった。
その後も保管されていた部品を元に、数年後に復元工事に着手。廃車体などを調達し、2014年6月に復元工事が完了した。試運転などを重ねた後、翌7月に運用復活した。


2006年8月31日に中古車両として入線した当初…前世の記憶。写真は、ヘッドマークをつけて堂々とブルートレインを牽引した同機の数少ない記録である。

特集『EF66に対する思い』も併せてごらんください。
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