車両名導入時期メーカー
EF66 31号機2011年6月2日(実際の入線は2010年12月)関水金属(KATO)
――実車『EF66 31号機』について――

JR貨物に在籍する機関車で、貨物列車の牽引の任についていました。
このEF66形電気機関車についてですが、高速貨物列車(コキ10000形・1000t級・最高速度100km)を単独で牽引できるようにと開発が進められた機関車で、1966年に試作機『EF90 1(後のEF66 901)』が登場し、その後1968年から69年に初期車20両が、1973年から75年にかけて、第二次車35両が製作され、全55両が前途のように、高速貨物列車の運用へと就任しました。その後、1985年3月から寝台特急列車『はやぶさ(東京〜西鹿児島:当時)』や『富士(東京〜宮崎:当時)』等の牽引機としての役目を、EF65形1000番台から引き継ぎ、文字通り花形列車であるブルートレインの牽引機としても活躍しました。
 しかし、末期には併結列車となって最後まで残っていた『はやぶさ・富士(東京〜熊本・大分)』、『なは・あかつき(京都〜熊本・長崎)』での運用に活躍していましたが、ついに2009年3月、この2列車ともに廃止となり、ブルートレイン牽引機としての歴史に幕を下ろし、JR西日本のEF66は全車が定期運用を離脱しました。そして、工臨牽引用などとして残っていたJR西日本最後の2両(45号機・49号機)が2010年9月18日に南福井へと回送。廃車・解体されてしまい、ついにJR西日本配置のEF66形全車が姿を消してしまいました。現在ではJR貨物吹田機関区に所属する数両のみとなり、去就が気になる所です。
この模型のモデルとなったのは、第二次量産車として増備されたグループの1両。実物の31号機は新更新塗色を身にまとい吹田機関区に所属。貨物列車牽引に従事していたが、2010年度に廃車となりました。



――ほしぞら高原鉄道『EF66 31』について――

2010年12月に、EF64-1032とともに中古車として(製番304)入線。当時は運行できない状態であったことから入籍はせず、静態保存車とされた。その後、2011年4月に製造メーカーに回送。6月上旬に復帰したが、諸問題により再度休車化。問題が解決した6月8日より運用に復帰した。また、当初は無番機だったが、鉄道模型コミュニティサイト『トレイン・トレイン』で不具合に関するアドバイスをしていただいたのぐろうさんからナンバープレート及びカプラーを譲っていただく事ができたため、装着。新たに31号機となりました。旅客・貨物兼用の機関車として使用されます。




▲入線から復活までのドキュメントの動画です。

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