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車両名 | 導入時期 | メーカー |
EF66 35号機 | 2011年2月23日 | トミックス(TOMIX) |
JR貨物に在籍する機関車で、貨物列車の牽引の任についていました。 このEF66形電気機関車についてですが、高速貨物列車(コキ10000形・1000t級・最高速度100km)を単独で牽引できるようにと開発が進められた機関車で、1966年に試作機『EF90 1(後のEF66 901)』が登場し、その後1968年から69年に初期車20両が、1973年から75年にかけて、第二次車35両が製作され、全55両が前途のように、高速貨物列車の運用へと就任しました。 その後1985年3月から寝台特急列車『はやぶさ(東京〜西鹿児島:当時)』や『富士(東京〜宮崎:当時)』等の牽引機としての役目を、EF65形1000番台から引き継ぎ、文字通り花形列車であるブルートレインの牽引機としても活躍しました。 しかし、末期には併結列車となって最後まで残っていた『はやぶさ・富士(東京〜熊本・大分)』、『なは・あかつき(京都〜熊本・長崎)』での運用に活躍していましたが、ついに2009年3月、この2列車ともに廃止となり、ブルートレイン牽引機としての歴史に幕を下ろし、JR西日本のEF66は全車が定期運用を離脱しました。そして、工臨牽引用などとして残っていたJR西日本最後の2両(45号機・49号機)が2010年9月18日に南福井へと回送。廃車・解体されてしまい、ついにJR西日本配置のEF66形全車が姿を消してしまいました(両車の先頭部分はカットボディとなって保存されている)。 実物の35号機は、1974年9月13日に東洋電機と川崎重工の手によって誕生した機関車で、1987年の国鉄分割民営化後はJR貨物に所属。現役末期は新更新塗装をまとい、吹田機関区に籍を置き、貨物列車の牽引に従事していた。2014年度に廃車(最終所属先は吹田機関区)。部品取りの用途後、JR西日本へ譲渡されて、元の国鉄特急色時代に復元(どちらかといえば、JR西日本仕様?)。京都鉄道博物館にて静態保存・展示されている。仮にJR西日本でEF66が残っていたら…。元JR西日本所属の旅客機であったEF66が譲渡対象車に選ばれていたら…とか、思ってしまう。単なる絵空事だが、嘗て青い客車の長い編成の寝台特急を牽引し、東海道・山陽本線を縦横無尽に駆け回ったEF66の姿を留めてくれているだけでも有難い。それが生涯のほとんどを貨物牽引機として過ごした35号機であっても、それで十分だと思う。 ――ほしぞら高原鉄道『EF66 35』について―― 2011年2月23日に、他の車両(DE11-1665など)とともに入線した。機関車増備計画こそ無かったが、調子を崩し始めた10号機の代替機の意味合いがあるとか無いとか。旅客・貨物兼用 2014年11月には菱型パンタグラフから立体交差型パンタグラフへ交換されている。 ![]() パンタグラフ換装前 | ||