車両名導入時期メーカー
EF66 53号機2009年3月24日トミックス(TOMIX)
――実車『EF66 53』について――

JR西日本に在籍した機関車で、国鉄時代は貨物列車の牽引も勤め、国鉄民営化後はJR西日本所有の機関車となり、寝台特急の牽引の任についていた。
このEF66形電気機関車についてですが、高速貨物列車(コキ10000形・1000t級・最高速度100km)を単独で牽引できるようにと開発が進められた機関車で、1966年に試作機『EF90 1(後のEF66 901)』が登場し、その後1968年から69年に初期車20両が、1973年から75年にかけて、第二次車35両が製作され、前途のように、高速貨物列車の運用へと就任しました。
 しかし、末期には併結列車となって最後まで残っていた『はやぶさ・富士(東京〜熊本・大分)』、『なは・あかつき(京都〜熊本・長崎)』での運用に活躍していましたが、ついに2009年3月、この2列車ともに廃止となり、ブルートレイン牽引機としての歴史に幕を下ろし、JR西日本のEF66は全車が定期運用を離脱しました。そして、工臨牽引用などとして残っていたJR西日本最後の2両(45号機・49号機)が2010年9月18日に南福井へと回送・廃車解体されてしまい、ついにJR西日本配置のEF66形全車が姿を消してしまいました。
実車の53号機は昭和50年(1975年)1月に川崎重工及び富士電機の手により誕生した機関車である。1987年の国鉄分割民営化後はJR西日本に所属。生涯ずっと下関に籍を置いたまま、寝台特急列車などの牽引に従事した。そして2009年3月の富士・はやぶさ廃止時、3月13日発の下り最終列車を東京から下関までけん引しました。その後、2009年度に廃車されました。

――ほしぞら高原鉄道『EF66 53』について――

▲2019年3月16日 ポポンデッタトレッサ横浜店

2009年3月24日付でブルトレ客車3両とともに入線しました。運用を離れて保留車になった15号機の後継として任務を与えられ、ブルートレインの牽引に従事。次第に長編成化…実際に走った編成を再現する事になると、第1弾に選ばれたのが、EF66-53牽引の24系25形客車の『あさかぜ』だった。以降は『あさかぜ』専用牽引機となり、ブルトレ牽引機としては運転会走行頻度が一番高い機関車となっています。


▲2019年3月16日 ポポンデッタトレッサ横浜店
レンタルレイアウト走行の初陣は、2019年3月16日、ポポンデッタトレッサ横浜店での運転会だった。当初のあさかぜは14両編成だったが、この際は短縮を行い10両編成を牽引した。以降は編成を組みなおされ、電源車込み(1998年頃)の閑散期10両編成…瀬戸との共通編成だった頃に再現されたあさかぜを牽引している。

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