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西武鉄道5000系レッドアロー2015年6月3日トミックス(TOMIX)
西武5000系電車(特急レッドアロー)について

1969(昭和44)年の西武秩父線開業に合わせ、同社初の有料特急列車として計画。開業のおよそ半年前である4月、最初の2編成(当初は4両編成)が竣工した。10月14日の西武秩父線開業に伴い、新たに設定された特急『ちちぶ』に充当。営業運転が開始された。
最終的には1978(昭和53)年までに、6両編成6本の36両が揃えられ、西武鉄道のフラッグシップトレインとして活躍していた。しかし、時の流れは速く、各部の老朽化が陣腐化が目立つようになり、1993(平成5)年には後継となる10000系『ニューレッドアロー』の新製が開始。機器は5000系のものを流用することが決まっていたため、順次淘汰が進み、1995(平成7)年には全車が運用を離脱。同年10月14日のさよならイベント並びに11月に運転された団体臨時列車への充当を持って運用を離脱。12月14日に最後の編成(5503編成)が除籍されたことに伴い、全車が廃車となった。
その後、富山地方鉄道には先頭車4両、中間車2両、3両編成2本分の車体が譲渡され、現地で部品を組み合わせて改造。16010形電車として運転を開始。現在ではそのうち1本が『アルプスエキスプレス』という観光列車に改造され、輝きを再び取り戻している。

ほしぞら高原鉄道『西武5000系電車』

当初は導入予定の無かった車両だが、オークションを通して格安で導入された中古車両。動力車以外(動力ユニットの大きさで、室内等を装備できない仕様の模様)のすべての車両に室内等が整備され、車両の状態も悪くはなかった。以前から気になっていた車両でもあったので、入手できただけでもよしとする。6両編成という、この鉄道でも無難な編成のため、様々な運用に使用されている。


△私鉄特急としては、一見地味な印象を受ける西武5000系レッドアロー。
武骨なこのデザインなどは、今も昔も変わらない西武鉄道と言う会社の堅実さの表れなのだろうか。



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