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関東アクセスライン開業
相互直通運転開始の舞台裏

浜松町駅から分岐し、(京神急行電鉄)京神品川駅とを結ぶ、新たな線路『関東アクセスライン』が2016(平成28)年3月14日、開業しました。それまで電鉄品川を起終点に成田空港方面を結んでいた成田空港線の一部列車が、関東アクセスラインを経由し、京神急行電鉄東京線へと直通運転します。この舞台裏を特集したいと思います。

□前略…


電鉄品川駅と京神品川駅は、近くて遠い位置関係にありました。予てより相互直通運転を行おうという計画はありましたが、電鉄品川駅から線路を延長し、京神急行電鉄東京線に接続させることはできません。電鉄品川駅の駅の構造だったり立地であったり…。そんな中、ようやくルートを策定し、建設を進めたのが仮称『総馬京神品川連絡線』でした。

□建設ルート


 計画当初は、老朽化の進んでいる電鉄品川駅の建て替えを期に、その先へと線路を延長。京神急行電鉄東京線の駅へと接続する計画でした。しかし、駅の立地的な関係で、そのルートでの建設が不可能であることが判明してしまいます。京神急行電鉄側からしても、東京線の駅に連絡線を建設出来る立地がありません。この時に計画はいったん白紙に戻りました。京神急行電鉄線内で連絡線を建設できそうな立地と構造を有していたのは、起終点(ターミナル)駅であった京神品川駅くらいであり、ここから連絡線を建設するにも、電鉄品川駅へのルートは無理。ほかに策定できるルートが皆無でしたので、両社ともに諦めに入っていたのです。同時期、京神急行電鉄では他社との相互直通運転を実施していたことも、積極的なルートの模索や建設に踏み切ることのできなかった最大の理由といえるでしょう。

□現行ルートの策定


 事態が急展開したのは、2013年頃。浜松町駅より地下トンネルを掘ることで路線を通し、京神品川駅付近で地上へ出て、そのまま駅へと通じるルートの模索に成功します。この頃はまだ、京神急行電鉄は他社との相互直通運転を行っていましたが、当初の計画としては京上線へと乗り入れ、東松山より日光急行線へと接続して、国際観光地である日光や鬼怒川温泉へ。また榛名山及び中腹に広がる伊香保温泉への観光客輸送を主目的に、とする形で話は進められていました。建設は新汐留駅(浜松町駅近くより地下トンネルへもぐるため、浜松町駅はホーム増設などの改良工事は未施工)側から開始され、順次建設が進められていきました。その後、京神急行電鉄が他社との相互直通運転及び乗り入れを廃止し、連絡線も撤去されました。最終段階では、この連絡線跡地などを有効活用する形に路線建設計画は変更。正式なルート策定となったことから、京神品川側からも建設作業を開始。敷設が完了したのは2015年12月ごろでした。

□直通列車の策定


 相互直通運転を開始するにあたって、直通する列車の話が議題に上がりました。京神急行電鉄側は相互直通用編成として既存の通勤型車両10両編成9本を用意。対して総馬電鉄側は成田空港線用8両編成(1800系・1800系2次車・5000系)を用意。それぞれ直通列車として運転することとなりました。地下トンネルの都合上、同じ10両編成でもダブルデッカー車両を連結する8000系及び9000系は直通運転に使用されず、運用で車両が足りなくなった際には別に8両編成車両を仕立てて運行する(京神急行電鉄)。また、各線で有料特急を運転している総馬電鉄に関しては、運用上の混乱を避けるために種別変更を実施することとなりました。
 京神急行電鉄側は、直通列車の種別を直通特急・直通急行とし、関東アクセスラインでは京神急行電鉄に沿った種別を使用。総馬電鉄線内では、直通特急及び直通急行を快速に種別変更することとなりました。これ以外に、伊香保温泉初の特急榛名号最終列車は、関東アクセスラインへと直通して京神品川駅着へと変更。折り返しとなる翌朝の特急榛名号伊香保温泉行は京神品川駅発の列車へ変更。これは、京神急行電鉄で計画されている寝台特急列車計画に絡んでいるもので、最終の榛名号を京神品川駅で下り寝台特急に接続。そして折り返しの始発便は京神品川着の寝台特急より乗り継ぎが便利なようにすることで利便性を向上させることにしたようです。

□開業、そしてこれから…


 2016年3月14日。仮称『総馬京神品川連絡線』として計画がスタートした、総馬電鉄と京神急行電鉄の相互直通運転、それに伴う連絡線の建設。それは『関東アクセスライン』という路線名称へと変わり、1本の線路で結ぶという果てしない夢の実現を見ることとなりました。両社は今後、この連絡線を最大限に活用し、さらなる利便性の向上。臨時列車の増発などを検討しているようです。

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